モビゾウ研究室

ツイッター(@Movizoo)で語りきれなかったこと

事後報告ばんざい!

最近の自分、大きな決断を結構サクサクとやってしまっていることに気付きました。お金もドーンと出ていくし、失敗したときのリスクも大きい。けれども、まあまずくなったときは頑張ろう、ぐらいの気持ちで決断をしています。親から離れて移住したことが、精神的には一番負荷の伴う決断でしたけどね。

 

子供の自立を阻んで自分のもとに居させようとする親は、子供が何かを計画してワクワクしているときに冷や水をぶっかけるようなことばかりいってきます。「そんな人生簡単じゃない」「若気の至りだよ」などと言って、ワクワクする気持ちを持つことに罪悪感を持たせるようにしてきます。

 

そして、脅されて、失敗を恐れながらやったことは、十中八九失敗するんですね。そうすると親が言うんです。「ほらね、お母さんがあれほど言ったじゃない…」「お母さんはあなたのことは何でも知ってるんだから、お母さんの言うことを聞かないあなたがいけないのよ…」

 

結婚した当初、私は夫に何度も言われました。「なぜあなたは親に許可を得ないと何かの決断ができないの?」「自分の計画を親に話したって、いいこと言われないの分かってるでしょう!」「それが分かっていて、どうしてわざわざ親に相談するの?許可を求めるの?」「あなた、大人でしょう」と。

 

頭では夫の言っていることは理解できる。でも、親の許可を得ずに計画を進めたら、絶対に失敗してしまうと心のどこかで思っている自分がいたのです。そして、失敗したときに、親になじられる、叱られる、それは困る…と。

 

今思うと、私は長い時間をかけて、「自分自身で勝手に決断したことは全て失敗する」「親にゴーサインを出してもらったことだけがうまくいく」という脅迫的な思い込みを植え付けられていたのでしょうね。

 

計画段階で全て親に話してしまうものだから、何かにワクワクするという気持ちがどんどん削がれていきました。ワクワクすると、全て親に難癖をつけられるからです。

 

私が大人として今の生活を心の底から楽しめるようになったのは、「親には事後報告」(あるいは報告しない)ということが徹底してできるようになったからです。何かを計画していてワクワクするときは、それは一切親には話さない。全てが整い、「もう後にはひけない」段階になって初めて、親には一言言っておく。ただこれだけです。これが私の毎日を変えました。

 

何かを計画するときは、ワクワクするものです。そのワクワクは、自分だけのもの。誰のものでもないのです。親になんか、そのワクワクを聞かせて差し上げることないんです。自分だけのものとして、精一杯大切にするべきです。

 

親には事後報告でも、不幸になんかなりません。ワクワクする計画期を楽しんでください。後戻りできないところまできたら、失敗しても成功しても自分の責任です。精一杯、それに取り組んでください。後戻りできないところで報告されても、親はもう何も言えません。全て白紙に戻せというのであれば、あんたがやり直してくれと言い返せばいい。

 

親には何も話さなくていい。自分の大切なことを、イヤな人間とシェアする必要なんてないのです。大切なことは自分だけのもの!ワクワクする気持ちは、自分だけの宝物です。